こんにちは。上田です。
アプリビジネスの市場は相変わらず絶好調のようで、前回ちらっとご紹介した70代の実践者の他、ちらほらと稼ぎ始めている方が増えています。
また、ここ最近、不安な世界情勢が続いていますから、それもあって副業を始めようとしている方が急増しています。
その中で、アプリビジネスに興味を持った方から多くのお問い合わせをいただき、実際に指導するにまで進んでいるのですが、中には元々ビジネス経験のある中級者の参入も増えています。
今行なっているビジネスをアプリで拡大したいという方や、過去にアプリを開発していて挫折してしまった方。
そして、アプリ開発に元々興味があったという意識の高い方が増えています。
そういった方たちは、初心者向けに教える内容だけでは、少し物足りなさもありますので、この記事では、Googleplay consoleのデータの確認方法について解説していきます。
また、数値のお話の他に、中級者が手を出してみて、面白そうな項目についても紹介しています。
コンテンツ
Google Play Consoleとは?
まず初心者向けに、Google Play Consoleとは何か?について解説します。
Google Play Consoleは簡単にいうと、グーグルプレイストアへアプリをリリースするための管理画面になります。
アプリをストアにリリースするためには、Googleアカウントとコンソールを紐付け、登録料金を支払って利用可能になります。
コンソールについては、慣れればとても簡単な操作でアプリをリリースできるのですが、メニューの項目がかなり多いため、初心者の方は戸惑ってしまいかもしれません。
ただ、アプリをリリースするだけでしたら、使う項目はそこまで多くありませんので、初心者の方はまずは基本的な操作方法からマスターしましょう。
コンソールの基本的な使用方法については、こちらの記事からご確認をお願いします。
また、コンソールでは、ここ最近画面のレイアウトの最新バーションが公開されました。
まだ強制移行ではないですが、いずれ新しいレイアウトに強制移行されると思いますので、この記事では最新の画面で説明をしています。
基本操作をマスターした方や、もう少しビジネスとして、本格的に数値管理を行いたい方は、ぜひこの先の内容を参考にしてください。
ダッシュボード
まずはじめに、全てのアプリ一覧から、該当のアプリを開きましょう。
そうすると、基本的な情報が記載されているダッシュボードを開くことが可能です。
ダッシュボードでは、アプリビジネスを行なっていくための、最低限の情報が一覧になって表示されていますので、初心者の方はここだけ確認するのでも問題ないでしょう。
ダッシュボードでどんな数値を確認できるのか、今から細かく見ていきたいと思います。
有効デバイス
まずアプリのアイコンの下には、製品版として公開下アプリの有効デバイス数が表示されています。
この数値は、現在アンインストールされずに、ユーザーのスマホにアプリが残っている数字になります。
アプリのインストール数には累計とアクティブ数の2種類がありますので、その点は覚えておきましょう。
アプリのダウンロードページに表示されているインストール数が累計で、ここで確認できる数値が現在のアクティブ数になります。
一番重要と言っても過言ではない数値ですので、まずはこの数値を増やしていきましょう。
KPIの推移
KPIは日本語でいうと、重要業績評価指標のようです。
そう言われてもわからないと思いますが、要はこのアプリに関する重要なデータの推移を表している項目ということでしょう。
ですので、忙しくても、最低限ここだけ確認しておけば、アプリの状況は概ね確認できることになります。
初心者の方も含め、この数値は出来れば毎日チェックしていきましょう。
新規獲得ユーザー数
こちらについては言葉の通り、新しくアプリをインストールした人の推移になります。
基本的にこの項目が右肩上がりであれば、調子が良いということになりますね。
ユーザー減少数
ユーザー減少数は逆に減った人数になります。
初心者にありがちなのは、増えた数だけを見ているパターンが多いですが、実は減った人数にも着目する必要があります。
減った人数が多いアプリは、リピート率が悪いということですので、アプリの中身の改善が必要ということがわかります。
それを改善できて、リピート率を上げることが出来れば、収益効率がさらに上がりますので、中級者以上の方はその意識も持っておきましょう。
平均評価
平均評価は、アプリのレビュー時につけられた星の数字の平均値が表示されます。
細かいレビューについては、後述する評価レビュー欄で確認可能ですが、ここでは平均を確認し、アプリの評価を概ね把握することが可能です。
クラッシュとANR
こちらの項目は、アプリがクラッシュしたり、応答不能となった回数について表示されます。
ここの数字が増えれば、アプリに技術的なトラブルが発生しているということですので、早急な改善が必要です。
なので、さらっと問題が起きていないか、数値を確認しましょう。
そのほかの項目
KPIの下にある項目については、KPIで取り上げた項目にプラスした情報を確認可能です。
ただ、ほとんどKPIの情報と同じですので、そこまで重要な指標は公開されていません。
重要な情報は全てKPIにまとめられていますので、ダッシュボードに関しては、そこだけ確認しておけば良いでしょう。
受信トレイ
お次は受信トレイです。
受信トレイでは、数値を見ることはできませんが、グーグルからの重要なお知らせを確認することが可能です。
グーグルプレイでは、それなりの頻度で規約の更新や仕様の変更が行われます。
場合によっては、アプリの更新が必要な仕様変更もありますので、受信トレイはマメに確認をしておきましょう。
また、リリースしたアプリに問題があって、グーグルから規約違反の連絡がくることもあります。
その際も迅速に作業した方が良いので、受信トレイでお知らせを見逃さないようにすることをオススメします。
統計情報
そしてお次は統計情報になります。
統計情報というメニューでは、ダッシュボードで見れる数値よりも、さらに細かい数値を確認することが可能です。
- ユーザー
- デバイス
- 評価
- 品質
- 事前登録
という指標を確認することが出来、さらにそれぞれ細かく条件を指定してグラフ化することが出来ます。
ただ、大まかな内容はダッシュボードのKPIとほぼ変わりませんので、ご自身にとって興味のある項目をチェックしてみるくらいの利用頻度だと思います。
一度ご自身のアプリで見てみると、意外な数値を確認することが出来るので面白いと思いますよ。
期間
期間という項目では、指定した期間での変化を確認することが可能です。
主にチェックするのはこの項目になるでしょう。
指定した期間によって、どのように変化をしているのかを確認し、改善の必要性を発見したり、改善の効果を確認することが可能です。
類似アプリのグループ
そして類似アプリのグループという項目がありますが、こちらはあくまで参考までに確認する項目となります。
この項目では、該当アプリと似たような他社のアプリと比較したグラフを確認可能です。
0%のラインが基準となっており、それよりも上にグラフがある方が望ましいです。
ただ、類似アプリはあくまで同一カテゴリーの指定ですので、そこまで正確な数値ではありません。
同じカテゴリーだったとしても、アプリには色々な種類がありますので、あくまで参考程度に、他社のアプリと比べてどうなのか確認する項目になりますね。
アプリに変更を加えたらグラフをチェック
統計情報では、膨大な項目のグラフを作成し、数値の変化を見ることが可能です。
完全放置のアプリの推移を見ることも重要ですが、一番重要なのは、更新後のグラフの変化です。
例えば、タイトルを変更したり、アイコンを変更したりした後、ユーザー数が増えたのか?という点などを確認しましょう。
アプリの中身を充実させたときは、ユーザーのリピート率がどうなったのか?という点を見れば、効果を測定することが可能です。
なので、アプリに何かしらの変化を加えた際は、それを行なった日付をメモしておくと良いでしょう。
そうすれば、グラフの変化を簡単に認識可能です。
Googleにインデックス
次に、Googleへのインデックスについてです。
アプリビジネスは基本的には、アプリストア内の検索で集客を行うのですが、一定数Google検索からの流入も見込めます。
項目の場所が分かりづらいので、見逃している方が多くいると思いますので、ここでGoogleの検索結果に自分のアプリを載せる方法について、概要を紹介します。
まず見るべき項目は、左メニューの「設定」→「詳細設定」です。
そして一番右に、アプリのインデックス登録という項目があります。
インデックス登録を行うには、サーチコンソールと連携が済んでいるウェブサイトが必要なようですので、サイトを持っていない方は、開発者ブログを作るのが良いでしょう。
詳しい実装方法については、詳細から確認をしていただきたいのですが、この一手間を行うことによって、集客の幅を増やすことが可能です。
今までプレイストアでの検索にしか対応していなかったものが、Google検索からもアクセスを集めることが出来ますので、プラスになることは間違いありません。
どうしても出来ない場合は、外注に頼んで1つだけ行なってもらい、後のアプリは自分で行うことも可能です。
また、要望が多ければ、私のアプリコミュニティでも、やり方を解説したいと思います。
表示例
ちなみに、こちらがスマホで検索した時の表示例になります。
広告欄の下にこのような表示がされます。
つまり、ウェブページよりも上位にアプリが表示されますので、ここに表示を出来たら最高ですよね。
例として出したレシピアプリは、流石にライバルが多いと思いますが、ニッチなキーワードを狙えば、簡単に上位表示可能でしょう。
ちなみにこちらが、アプリをタップした後の表示です。
そのまますぐにインストールボタンが表示されますので、インストール率も高くなるでしょう。
非常に有意義な施策だと思いますので、インデックスの対応を検討してみてください。
ストアでの表示
お次はストアでの表示についてです。
中級者向けの内容として、面白そうな機能がありましたので、ここで紹介しておきます。
ストアのカスタム掲載情報
ストアのカスタム掲載情報では、ユーザーのセグメント分けを行なって、アプリの掲載情報を変更できる機能です。
主に、国ごとで分けることが出来るようですが、この機能を使えば表示するユーザーの属性に合わせて、アプリのタイトルやアイコンを変えることが出来るようです。
アプリの中級者は、海外向けのアプリも視野に入れる場合が多いので、そういった時に役立つ機能ですね。
求めているユーザーによって、タイトルやアイコンを変更すれば、より高い成約率でアプリのインストールをしてもらえるでしょう。
中級者以上の方に是非とも挑戦していただきたい機能になります。
翻訳サービス
カスタム掲載情報に付随して、翻訳サービスもあるようです。
アプリの掲載情報やアプリ内の言語も全て翻訳をしてくれるようです。
お金がかかるようですが、その代わりに機械翻訳ではなく人が翻訳してくれるようですので、精度がかなり高いでしょう。
本格的に海外向けのアプリを作りたい方にオススメです。
ストアのパフォーマンス
次に解説するのは、ストアのパフォーマンスについてです。
この項目では、ストアに掲載した情報が、インストールにどのように貢献しているのかを確認することが可能です。
ダッシュボードの情報の次に重要な項目ですので、本格的にアプリビジネスを行いたい方は、絶対に確認しておきましょう。
トラフィックソース
トラフィックソースとは、アプリをインストールしたユーザーが、どこから来たのかを表すデータになります。
そのほとんどがストア内の検索ですが、先ほどのGoogle検索や広告からの流入がある場合、それぞれの数値を確認することが可能です。
ストア以外からの流入があると、インストールが増えても、どれのおかげで増えているのか、この項目がないとわかりません。
それを知ることによって、改善すべき箇所が変わってきますので、非常に重要な指標になります。
検索キーワード
次に重要な項目は検索キーワードになります。
ユーザーがどんなキーワードを検索して、アプリにたどり着いたのかを知れば、アプリタイトルの改善が可能です。
狙ったキーワードからアクセスがきていれば成功ですし、ここで新たなキーワードの発見をすることも可能です。
もし狙ったキーワードよりも多くの流入があったら、アプリのタイトルは変更すべきです。
なおかつ、新しく見つけたキーワードの方がライバルが少なければ、さらにインストール数の増加を見込めます。
ASOを攻略する上で、かなり重要な項目になりますので、検索ワードは必ずチェックしておきましょう。
コンバージョン分析
次に重要なのが、コンバージョン分析です。
コンバージョンとは、アプリの掲載情報に訪れたユーザーがどのくらいの割合でアプリのインストールをしたのかというデータになります。
このパーセントが大きいほど、優秀なアプリ掲載情報ということになります。
インストール数を増やす上で、とても重要な内容ですので、常に改善を試みましょう。
コンバージョンに影響する項目
それでは、いったい何を改善すれば、コンバージョンを改善出来るのか解説します。
- アイコン
- スクリーンショット
- アプリの説明
- レビュー
アイコン
1つ目の項目としてアイコンを挙げます。
コンバージョンは掲載情報にアクセスした後なので、影響としては少なめですが、インストールするか否かの参考にはなっているでしょう。
あまりにアイコンがダサいと、その時点でインストールされない可能性があります。
逆に、アイコンが良すぎて、スクリーンショットがダメだと、そのギャップでもインストール率が落ちます。
ですので、アイコンとアプリの中身の連動をしっかり行い、ユーザーをがっかりさせないことが重要になります。
スクリーンショット
コンバージョンを改善する上で最も重要な項目です。
ユーザーの大半は、アプリの中身を見れるスクリーンショットで、アプリの良し悪しを判断しています。
例えば、このようなスクリーンショットが最もインストール率が上がります。
ただ画面をスクショするだけではなく、スマホの画面に載せたり、アプリの魅力を伝える画像にすることによって、見栄えが一気によくなります。
このアプリは、弊社のテンプレートで作成されたアプリですが、この画像があるだけで、クオリティの高いアプリに見えてしまいます。
スクリーンショットでは、いかに良いアプリに見せるかがポイントですので、このくらいの画像作成にはチャレンジしてみましょう。
アプリの説明
次に重要なのがアプリの説明です。
スクリーンショットの下に表示される文章ですが、これでもうひと押し出来ればコンバージョンが上がります。
いかにアプリの魅力をキーワードをいれつつ伝えられるかがポイントなので、インストール数の多いアプリを参考に書いてみましょう。
影響力はやや少なめですが、変更してみる価値はあります。
評価とレビュー
上記のコンバージョンに影響する項目としてレビューを挙げましたが、レビューに関しては専用メニューがあるので、より詳しく解説していきます。
もちろん、レビューの評価が高ければ高いほど、コンバージョン率は上がります。
評価
この項目では、平均的な評価の推移や評価の分布を確認可能です。
平均の評価では、自分のアプリの評価を客観的に確認することが出来るでしょう。
もちろん5に近い方が良いですが、3を下回っていなければ合格で良いと思います。
食べログなどでも、どんなまともなお店でも、せいぜい3〜4がレビューの平均値です。
無料アプリで広告を載せているという点もあり、どんなに改善をしてもクレームはつきますので、そこまで重く考える必要はないです。
なので3は最低限取り、4〜5を取れたら最高、3以下だったら改善をしていくという意識で数値をチェックしていきましょう。
レビュー解析
レビュー解析では、更新された評価という項目が重要になります。
ユーザーが一度レビューを行い、しばらく経ってレビューの内容を変えた際に表示される項目です。
ここで知れるのは、アプリのアップデートが良かったのか悪かったのかになります。
元々低評価だったものを高評価にしてくれたら、アップデートは大成功でしょう。
逆に下げられたら失敗ということです。
ユーザーがわざわざレビューを更新して意見を伝えてくれているので、ここでの評価は重く受け止めて改善に努めましょう。
レビュー
レビュー欄では実際にきたレビューの確認と返信が行えます。
基本的にレビューへの返信はなるべく行いましょう。
そうすることによって、アプリ開発者の信頼度が一気に上がりますし、インストール率も増えます。
悪い評価でも、意見を送ってくれているので感謝の言葉を伝え、改善をする旨を記載しましょう。
そうすればアップデート後に評価を変えてくれる可能性もあります。
お客さんとの重要なコミュニケーションの場ですので、なるべく丁寧に対応出来れば望ましいです。
さらに詳しくノウハウを学びたい方へ
ここまでコンソールのメニューの解説を中級者に向けて解説しましたが、アプリの数値解析はまだまだ奥が深いです。
とてもブログでは解説しきれないほど、色々なノウハウがありますので、もし本気で学びたい方はご相談ください。
私が運営しているアプリ開発コミュニティでは、毎月セミナーで最新ノウハウを提供し、数値分析についてもお話をしています。
もし興味があれば、下記からラインに登録して情報を無料でお受け取りください。
多くの副業難民を救ったアプリビジネスのノウハウの集大成を完全無料で公開!
運営実績5年以上、指導実績1200名を超えて月収100万円以上の実績者を多数輩。
最高月収867万円達成者も語る「時間」や「場所」に縛られない理想的な副業ライフを手に入れるための特別レッスンを今すぐ受け取ってください!