こんにちは。上田です。
昨今、副業解禁の流れが急速に拡大しており、多くの方が副業を始めています。
それに拍車をかけているのが、紛れもなくコロナの影響です。
コロナの影響によって、様々なオフラインビジネスが大ダメージを受け、仕事が減ったり仕事がなくなったりしている人が急増しているのが現状です。
そのためネットで行うことが出来る副業の需要が急速に高まっており、私の所にも多くの相談が来ています。
様々な事情の方から、副業に関する相談を受けている中でも、やはり昨今のコロナによる影響は少なくはなく、将来を危惧して本気で副業をしたいという方が後を絶ちません。
ただ、多くの方は今までずっと会社員として働いており、ビジネスの世界を全く知らずに、副業に参入しています。
そのため、今までの人生で行なったことのない手続きが多く、それに苦戦する方が多いです。
酷い場合は、必要な手続きの存在すら知らないパターンもありますので、今回の記事では、ネットビジネス初心者のために、最低限行なっておくべきことについて解説していこうと思います。
コンテンツ
ネットビジネスを始める際に必要な手続き
まずは、ネットビジネスを始める際に、やっておいた方が良い手続きについてです。
とは言っても、やっておいた方が良い手続きは以下の2つのみです。
- 個人事業の開業届出書の提出
- 青色申告承認申請書の提出
この記事で一番伝えたいことになるのですが、ネットビジネスを始める際、もしくはすでに始めている場合は、個人事業主の登録はしておきましょう。
実際、これらの書類を出さなくても、個人でビジネスをすることは可能ですし、怒られることもありません。
登録をしなくても、ビジネスで稼いで確定申告を行うことは可能です。
ただ、これからネットビジネスで稼ぐのであれば、個人事業主として登録し、青色申告をした方が圧倒的にお得です。
なので、この記事では、ネットビジネス初心者に個人事業主の登録をオススメしています。
個人事業主登録のメリット
そうはいっても、どんなメリットがあるのかわからないと思いますので、まずは個人事業主登録のメリットから説明したいと思います。
正直な所、個人事業主登録にはメリットしかありません。
- 登録料無料
- 年会費無料
- 仮に稼げなくても良い
- 税金が安くなる
- 補助金や助成金を受け取れる
以上が個人事業主登録のメリットになります。
まず一番心配な料金についてですが、当然ながらかかりません。
あくまで個人事業を始める際の届け出というだけですので、実は義務でもないですし、お金もかかりません。
そして、ネットビジネス初心者の方は、まだ稼げていないのに確定申告の話なんて早いと思っていると思います。
ただ、税務署に届け出を出しても、確定申告が必要な売り上げがなかった場合は確定申告を行う必要はありません。
なので、稼げなかったとしても無問題です。
また、個人事業主としてネットビジネスを行えば、あらゆる出費を経費にして、税金を減らすことが可能です。
青色申告控除という制度を使えば、売り上げから65万円引いた金額で申告を行うことが可能です。
その点については、また後述します。
それに付随して、給付金や補助金を受け取れるという大きなメリットもあります。
その点についてもまた後述しますね。
よくある質問
続いて、個人事業主登録をオススメするに当たって、メンバーなどからいただく質問についていくつか紹介したいと思います。
- 会社にバレないの?
- 何所得になるの?
- FXや仮想通貨は?
- アプリビジネスは?
会社にバレないの?
副業としてネットビジネスを行う上で、一番心配なのが会社にバレることでしょう。
ただ、その心配は要りません。
個人事業主の登録や、青色申告が会社に通知されることは絶対にありません。
なので安心して個人事業主デビューしてください。
ちなみに、会社に副業がバレない方法については、こちらの記事でご確認ください。
何所得になるの?
所得には色々な種類があります。
例えば、会社の給料でしたら、それは給与所得になります。
もしくは、個人事業ではなく、法人化をした場合は、自分の会社から自分に給料を支払うという形態なので、それも給与所得になります。
個人事業主の場合は、ネットビジネスで稼いだお金の大半は事業所得になります。
ただし、副業の中でも事業所得にならないものもありますので、注意が必要です。
FXや仮想通貨は?
ネットビジネス系では、FXや仮想通貨系の副業を行なっている方が非常に多いです。
その場合どうなるのかというと、FXや仮想通貨は事業として認められませんので、事業所得にはなりません。
FXは国内の証券会社を使った場合は、分離課税になって税金が約20%です。
海外口座を使ったFXや仮想通貨の場合、雑所得になります。
雑所得ですと、青色申告を行うメリットはあまりないです。
アプリビジネスは?
アプリビジネスについては、主に広告収入になりますので、事業所得として申告可能です。
その場合、青色申告を行うことによって、大きく節税をすることが可能になります。
ですので、アプリビジネスを行なっている方は、個人事業主の登録を行うことをオススメします。
個人事業主として登録するには?
個人事業主登録の魅力がわかったところで、次は個人事業主の登録方法について解説していきます。
今までずっと会社員を行なっていた方は、存在すら知らなかった人も多いと思います。
個人事業主の登録方法はとても簡単で、やることは2つの書類を税務署に提出するだけです。
提出する書類は先ほど以下の2つです。
個人事業主の開業届け
https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/pdf/h28/05.pdf
まず、個人事業主としての登録は、こちらの届け出を行います。
各項目を見てみると、とてもシンプルで簡単な書類ということがわかりますね。
基本的な個人情報に加え、どんなビジネスを行なっているのかを記載するだけです。
特に審査もありませんので、そのまますんなり受け入れてくれます。
ちなみに、ここで屋号という自分のビジネスネームのようなものを設定出来るのですが、これを設定すると後々便利になります。
例えば、銀行の個人口座で、個人口座意外に屋号口座を開設することが可能になります。
プライベートの口座とビジネス用の口座を分けることが出来ますので、自分が行なっているサービス名などがあれば、設定しておくことをオススメします。
青色申告承認申請書
開業届出とセットで提出することが一般的になっているのが、青色申告承認申請書になります。
こちらの書類は、今年から青色申告で確定申告を行うことを報告する書類になります。
こちらの書類も非常にシンプルで、必要項目は先ほどの申請書とほとんど同じです。
これを提出することによって、青色申告を行う第一歩が完了しますので、一安心です。
これら2つの書類を提出すれば、例え会社員として働きながらの副業だったとしても、各種給付金などを受け取る資格が生まれます。
たったこれだけのことで事業主としてなり、お得な制度を多く受けられますので、すぐに提出しにいきましょう。
確定申告を行うには?
今まで会社員だけを行なってきた方は、税金や保険など、全て会社任せですし、学校でも教えてくれないことなので、確定申告なんてサッパリわからないと思います。
確定申告の詳しいやり方については、ここでは書ききれませんので、基本的には税理士に丸投げすることをオススメします。
ネットビジネスである程度の売り上げがあれば、もちろん税理士代くらいは払うことが出来るでしょう。
もし税理士に払うお金すらないという場合は、確定申告をするほどではない所得だということですので、関係ないと思います。
一般的に帳簿付と確定申告作業セットで、個人事業主であれば、8万円〜15万円くらいが相場になります。
フリーの確定申告ソフトを使ったり、簿記の知識がある方は、もちろん自分で行うことも出来ます。
ただ、時間効率やミスをするリスクなどを加味したら、税理士に任せるのが合理的だとは思います。
ちなみに、税理士を通して確定申告をした方が、税務調査から若干狙われにくくなります。
節税の基本
税金の細かい知識については、国税庁の公式ページや専門サイトで少しずつ学習していくしかありません。
ただ、ビジネスを行う上で、節税の基本は最低限覚えておく必要があります。
ビジネスで一番負担となるお金は、間違いなく税金ですので、税金をいかにクリーンに減らすかが、事業主にとっての大きな課題となります。
ちなみに大企業では、節税を行うための専門の部署があるくらい、あらゆる手を使って税金を減らしています。
ただ、個人事業主が出来ることは限られていますので、基本的な考えだけ意識して稼いでいきましょう。
税金がかかる所得は売り上げー経費等で決まる
まずこれだけ覚えておけば、なんとなく節税が出来ます。
売り上げを増やすことは重要になりますが、経費について意識をしないと、高額な税金がかかってしまいます。
事業主がまず行うことは、領収書やレシートをしっかり保存しておくことです。
事業主になりたての頃は、その癖がないので、経費に落とし損ねているパターンが非常に多いです。
なので、まずは経費に出来そうな出費は全て記録しておくことから始めましょう。
ネットビジネスでも経費に出来る項目
それでは、ネットビジネスで経費に出来る項目として、どんなものがあるのかについて説明していきます。
意外と見逃しがちな経費がこちらになります。
- 家賃
- 電気代
- 教材代
- 交通費
パソコン周辺機器やネット接続代金が経費になるのは、だいたい想像がつくと思います。
ただ、家賃や電気代、交通費が経費で落とせるという点が意外と見逃されています。
家賃や電気代については、事業に使用している割合に応じて、経費で落とすことが可能になります。
概ね50%前後で申告している方が多く、これくらいだったら税務署に指摘をされることはそうそう無いようです。
また、タクシー代や電車賃も経費にして、所得を減らすことが可能です。
打ち合わせという名目での出費になりますが、基本的に交通費についてはかなり緩いようで、あまりに高額でなければ、プライベートでの移動でも指摘はされないようです。
その他、ネットビジネスの確定申告については、こちらの記事でも解説していますので、参考にしてください。
アプリビジネスの場合は?
アプリビジネスを教えているという立場上、アプリの場合に落とせる経費についてもご紹介しておきます。
- モナカの費用
- 開発者登録費用
- スマホ代
- 外注費
- ツール、教材代
モナカの有料プランを使っている方は、もちろん経費で落とせますし、ストアへの登録費用についても経費で落とせます。
また、アプリ開発とスマホは密接に関係していますので、プライベートと兼用だとしても、100%に近い按分で経費で落とせるはずです。
外注に作業を回している方は、もちろん外注費も経費で落とせます。
さらに、意外と知らない方が多いですが、学習教材やツール代金も経費で落とせます。
ネットビジネスを実践するほとんどの方は、何かしらの教材を買って行う方が多いため、それらの出費は積極的に経費にしましょう。
ネットビジネスでも受け取れる給付金、補助金
先ほど、個人事業主のメリットとして、給付金や補助金を受け取れるという内容を記載しました。
ネットビジネスであっても、事業主登録をして確定申告をしていれば、それは立派な事業主です。
例え副業でやっていたとしても、それは同じですのでご安心ください。
同じ副業でも、事業主として行う副業と、そうでない副業とでは、貰える給付金に大きな差が出てしまいますので、やはり事業主登録はお得なわけです。
貰える給付金についてはこちらになります。
- 持続化給付金
- 家賃支援給付金
- 雇用系の助成金等
まず一番有名なのは、持続化給付金になります。
ネットビジネスであっても貰えた実績がありますので、これはぜひ受け取ってもらいたい給付金になります。
持続化給付金の詳細については、こちらの記事で解説していますので、参考にしてください。
そして2つ目が、家賃支援給付金です。
国が家賃を支払ってくれるという素晴らしい制度です。
しかも副業で行なっている場合、本来家賃は本業の収入で賄っていると思いますので、さらにお得になります。
副業×個人事業主の場合、このように本来は会社の給料で払っている出費を経費として扱えるため、それが大きなメリットになっているのです。
また、個人事業主ですと、人を雇用した場合の助成金なども受け取り対象になります。
ほとんどの場合は外注を使うと思いますが、場合によってはバイトという扱いで雇用をした方が、貰える助成金が増えることがあります。
諸々条件はあると思いますが、助成金の制度に合わせて人を雇用するのも1つの手だと思いますので、検討してみてください。
その他、給付金についてはこちらの記事で解説していますので、参考にしてください。
個人事業で仕事を受注する方法
そして次に、個人事業主として、仕事を請け負う場合、どんな方法で仕事を受注すればいいのかについて解説します。
ネットビジネスでの副業は、自分がビジネスオーナーになるパターンと、外注として仕事を請け負うパターンの2パターンがあります。
副業初心者の方は、最初は仕事を請け負う方が、確実にお金が入るので良いと面もあります。
ただ、個人事業の場合、仕事は自分で取ってこなければならないので、その方法について紹介します。
基本的には、クラウドソーシングサイトと呼ばれるサイトで、仕事を検索するのが一番簡単で楽です。
ただし、その分仲介手数料をぼったくられますので、理想的にはサイト外で仕事を貰うやり方ですね。
ランサーズ
クラウドソーシングサイトで一番代表的なサイトになります。
登録されている案件の数が非常に多く、毎日チェックしていれば、それなりにおいしい仕事が見つかります。
ただ、それなりにライバルも多いので、チェックする頻度と応募をそれなりにしないと、なかなか採用して貰えません。
特に始めたばかりで実績や実力がない方は、仕事が決まりずらいので、その場合は少し低単価でも、実績を積む作業も必要になります。
実績を積めば、認定ランサーと言った称号がサイト内で付きますので、そこからは仕事が決まりやすくなります。
なのでゲーム感覚で良いので、楽しみながらアカウントを成長させていきましょう。
クラウドワークス
クラウドワークスは、ランサーズに続いて有名なサイトです。
こちらのサイトもランサーズ同様に、多くの案件が登録されていますので、かなりオススメです。
オススメなのは、ランサーズとクラウドワークスを両方登録して、案件を探す方法になります。
ココナラ
続いて、こちらは割と新しいサイトになりますが、ココナラというサイトでも仕事を探せます。
上記の2サイトよりも、よりライトな雰囲気のサイトで、単価は割と安めです。
ただ、仕事に求められるクオリティが少し低いため、最初の練習として使えると思います。
こちらのサイトも実績を積めばアカウントが成長しますので、非常にオススメです。
営業
続いては、サイトに頼らずに営業をするというスタイルです。
こちらについては、自分の持っているスキルが必要そうな人に、営業をかけるしかありません。
サイトやツイッターから直談判というやり方になりますね。
時たま、外注を募集している人もいると思いますので、それに乗っかるのが良いと思います。
また、会社の取引先に直営業、いわゆる闇営業を行うのも1つの手段でもありますね(笑)
直接仕事を貰った方が自分の利益が増えますから。
スキルを身につけることが重要
個人事業主として仕事を請け負って稼ぐ場合、自分のスキルが最重要になります。
- ライティング
- 画像編集
- イラスト作成
- 動画編集
- プログラミング
これらのどれか1つでも出来れば、今の時代で食いっぱぐれることはないでしょう。
現在、ネット上のコンテンツが主流になっていますので、動画編集やプログラミングの仕事が相変わらず多いです。
また、センスが問われる画像編集なども、それが出来るだけで1つのスキルになります。
副業で稼ぐなら、上記のどれかを最初にチャレンジして、安定的な収益を稼ぎつつ、自分のビジネスを行うことをオススメします。
個人事業をアプリビジネスで始める
さて、個人事業について色々と書いてきましたが、個人事業主デビューとしてオススメするビジネスは、やはりアプリビジネスになります。
アプリビジネスは、最初にかかる経費の部分が非常に少なく、事業主デビューをしやすいビジネスになります。
また、単純なアプリはツールで簡単に作れますので、アプリ開発の案件を受注するという選択も可能になります。
アプリを作れるというだけで、1つのアドバンテージを手に入れることが可能ですので、興味がある方は、下記からライン登録をして学んでみてください。
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