個人で稼ぐアプリビジネス入門

アプリ作成時に注意すべき著作権問題について対処法を解説します

知名度のあるアニメや漫画、人気のあるキャラクターのイラストなどを流用すればダウンロード数は簡単に伸ばせます。

また、既に稼げているアプリの内容を丸パクリしてしまえば労することなく稼げるのは何となくわかりますよね。

ただ、この裏には人のものを勝手に使ってしまっていいのか?
という倫理的な問題と、著作権や肖像権といった法的な問題があります。

倫理的な問題は一旦おいておいて、まずは著作権についてお話させていただきます。

先に言ってしまうと意外と著作権は穴があります。

乱立しているブログ記事や各種SNSを見ればわかると思いますが、キャラクター画像の流用、写真の転載、果ては動画までもがやりたい放題使われていますよね。

「娯楽の延長だからOKなのでは?」
「ビジネスとしてやった場合はアウトでしょ?」

という声が上がりそうですが、答えはどっちもアウトです。
娯楽だろうがビジネスだろうが使ったらアウトですね。

アカウント凍結や、アプリの場合なら公開停止などのペナルティを受けることもあります。

でも、「じゃあ絶対ダメなの?」というとそうでもありません。

変な言い方ですが、ギリギリOKなラインを攻めることで著作権絡みのトラブルを避けつつ上手く稼ぐことができます。

長年アプリビジネスを教えていますが、これまでは著作権なんて無視してやりたい放題やっている方が大多数でした。

なので上田的には結構咎める立場だったのですが、最近は真面目な人が多くシビアに考えている方が多いのでちょっとまとめてみようと思います。

やりたい放題ということではないけど、上手く付き合えば大きく稼げるのが著作権です。

アプリ以外の場面でも役に立つはずですから、この記事を読んで理解を深めておきましょう。

アプリストアのアプリが削除される原因を考えてみる

具体的に著作権で稼ぐ前に、アプリ開発者に影響のあるペナルティに関してお話します。

アプリ開発者が一番嫌なのは、せっかくリリースしたアプリがアプリストアから削除されてしまう公開停止ペナルティですよね。

アプリが削除される例としては以下のようなものが挙げられます。

  • 著作権問題
  • 肖像権問題
  • 商標権問題
  • コンテンツポリシー違反

一つずつ見ていきましょう。

著作権問題

一番多いのが、やはり著作権問題になります。

この著作権という言葉はよく耳にすると思いますが、実はあまり理解していない方が多いようです。

ひと昔前のネットはほぼ無法地帯で、なんでもありでしたが、ここ最近は流石に厳しくなってきています。

特に著作権問題で一番問題になっていた、NAVERまとめという巨大なまとめサイトは、去年(2020年)に閉鎖されてしまいました。

このサイトは著作権問題をギリギリ回避できる引用という方式を使って、他人が作った画像などをバンバンコピーして載せることができました。

しかし、法的なトラブルも絶えなかったようで、ついにサイト自体が閉鎖になってしまったのです。

サービス開始数年で黒字展開どころか何億円も稼げていたのに、まさに諸行無常です。

著作権を無視すれば大きく稼げるけど、やりすぎるとダメというとても分かりやすい例ですね。

こんなふうにならないように、やりすぎるとダメというのは頭の片隅に入れておきましょう。

肖像権問題

続いて多いのが肖像権の問題です。

この肖像権問題は、主に人物の顔写真などを無断で使用した時に発生します。

例えば、有名人が題材のアプリを作って、アプリのアイコンなどに、有名人の写真を使ってしまうと、肖像権的にアウトになります。

そこまでダイレクトに写真を使用する方は珍しいのですが、少しでも有名人の写真を使ってしまうと、削除の対象になってしまいますので、その点は気をつけておきましょう。

特に、ジャ○ーズ関係とミッキーマ○ス関係は速攻でアウトです。

商標権問題

そして見落としがちになるのが商標の問題になります。

この商標とは、主に製品名やブランド名、企業名についての権利です。

簡単にいうと、公式でもないのに、勝手に公式風なコンテンツを世に出してはいけない、名乗ってはいけないという法律になります。

この法律を真面目に受け取ると、商標登録がされている名称をアプリの名前に使ったらNGということになりますが、そんなのは無理です。

毎年10万件以上の商標が登録されているので、この世のほとんどのキーワードは商標が含まれているからです。

なので、ブログや動画で稼ぐ場合には基本的にこの商標権は無視してビジネスをしている人がほとんどですし、ペナルティを受けることもほとんどありません。

ただ、アプリだけはなぜか扱いが厳しいです。

商標登録キーワードの回避方法については後ほど解説するので、その方法で対処するようにしてください。

コンテンツポリシー違反

続いては、コンテンツポリシー違反です。

これはアプリストアが独自に定めているルールで、性的な表現やギャンブル的なアプリはリリースできないという内容になります。

こちらについても、規約を確認してからリリースしないと、うっかりリリースしてしまう可能性もあります。

また、アプリについて、ここ最近年齢制限も厳しくなってきました。

特に子供向けのコンテンツについては、しっかりと区別しないと、ポリシー違反でアプリが停止されてしまいます。

アプリストアのコンテンツポリシーについては、こちらの記事で解説していますので、チェックをお願いします。

アプリ開発における著作権問題とは?

それでは、著作権問題について具体的に触れていこうと思います。

著作権とは?

まず著作権とはそもそもなんなのか?

著作権とは、作品を創作した人が持つ権利で、その作品がどのように使われるのかを決定する権利になります。

世間的なイメージでは、画像や音楽、映像作品、書籍を作った作者が持っているというイメージでしょう。

そのイメージは正しいのですが、実はあまり知られていない著作権の内容について、ここではさらに詳しく解説したいと思います。

著作権がある期間

意外と知られてませんが、著作権を有する期間には実は期限があります。

著作権の期間はいかなる制作物に対しても、作者の死後から70年です。

なので、すでに作者の大半が亡くなっているクラシック音楽や昔の小説などは好き放題利用することが可能な状態です。

これは国際的なルールです。

例えば、あのミッキーマ○スの著作権も失効するそうです。

https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/skillup/00009/00073/

ミッキ○マウスの著作権がきれるタイミングについては諸説あるようで、まだ確定ではありませんが、数年以内というのは確実でしょう。

いつか、世界一有名なネズミのキャラクターがディズニー映画以外にも登場することができるわけですね。

実際の事例として、2022年の1月にくまのプーさんの著作権が無くなりました。

それを受けて、くまのプーさんをテーマにしたホラー映画(けっこう怖いです笑)なんていうのも出てきて当時話題になりましたね。

アプリ開発者として、著作権にかなり厳しいと言われているミ○キーマウスを自由に使用できる時もくるということは知識として覚えておくと面白いでしょう。

著作権法は基本的に親告罪

次に、著作権法という法律は、基本的には親告罪という前提も覚えておきましょう。

親告罪とは、著作者が違反行為を見つけて、被害を届けなければお咎めなしという仕組みです。

要するにバレなければOKということです。

倫理的な問題はおいておいて、法律上ではそういう事になっています。

一部の条件下では、非親告罪になるようですが、ほとんどの場合は親告罪になります。

なので、ネット上にある多くの著作権違反は放置されているのです。

あえて放置しているのは、作者の優しさの部分もあるのでしょうが、2次創作や2次利用のコンテンツによって、本コンテンツの知名度が上がるというメリットもあるため、あえて黙認している著作者も多いです。

著作権の部分については、作者がどうするのかにかかっているため、直ちに罪になるわけではありません。

ただ、作者の意図とは別にアプリストアが独自の判断で削除をすることもあるというのは覚えておきましょう。

著作権の対象となる創作物

著作権の対象になる創作物について、いくつか紹介したいと思います。

基本的には、創作性の高い作品はほとんど著作物になります。

  • 小説、脚本、論文
  • 音楽
  • ダンスなどの振り付け
  • 絵画、彫刻などの美術品
  • 建築デザイン
  • 地図、図面、模型
  • 写真
  • 映画
  • プログラム

これらが主な著作物になりますので、利用する際は注意をしてください。

アプリの中身も削除対象になり得る

これらの著作権について、アプリストアに表示する、

アイコン画像
スプラッシュ画像

については、誰しもが注意する点になります。

しかし、意外と油断しがちなのが、アプリの中身についてです。

以前まではアプリの中身については、完全にスルーでしたが、最近は少し厳しくなり始めています。

ですので、今後はアプリの中身も、著作権に触れそうな画像の使用は行わないことをオススメします。

極端なことを言えば、アプリの中身は見るまでわかりません。ダウンロード数とは何の関係も無いとも言えます。

そんな箇所でリスクを取るのは辞めましょう。他で工夫できる箇所がたくさんあるのです。

アニメ系アプリを作る時の対処方法

著作権の基本知識がついたところで、実際にアプリを作る際に、どのような点に注意すべきなのかについて解説したいと思います。

特にアプリビジネスのノウハウで手取り早く稼ぐには、アニメ系のトレンドに乗って稼ぐのが一番効率が良いです。

ただ、アニメ系となると、もろに著作権が関わってきますので、アニメ系のアプリを作る際の注意点について解説したいと思います。

  • アニメの画像は使わない
  • クイズfor〇〇というタイトル形式にする
  • アニメを連想させる色使いを行う

アニメの画像は使わない

まず基本的な対処方法として、アニメ画像をそのまま使うのはアウトです。

アニメやネット上の画像には、原作者だけではなくアニメーターやイラストレーターの権利まで付随していますので、ややこしいことになりかねません。

最低でも画像は自分で作成するか、確実に著作権フリーの画像を使うようにしてください。

また、自分で画像を作った場合でも、万が一に備えてシルエット加工にするなどの工夫をするようにしたほうがいいです。

要するにややこしいし手間暇もかかるので、基本的に画像は使わないようにするのがいいでしょう。

クイズfor〇〇というタイトル形式にして商標権を回避

日本が世界に誇る人気アニメの「ドラゴンボール」や今異常な人気を集めている「鬼滅の刃」などの人気タイトルをアプリのタイトルに含めれば多くのダウンロード数が見込めます。

ときには商標ワードを取り入れるだけで何百倍ものダウンロード数を稼ぐことも可能でしょう。

ただ、「ドラゴンボールクイズ」にしたら一発NGです。

これが先程挙げた商標権の問題ですね。

これの回避策は簡単で、「クイズ for ドラゴンボール」にしたらOKです。

正直な所これで何故OKなのかはわかりませんが、以前にアプリが公開停止ペナルティを受けた時に問い合わせをしたら、AppleからこうしたらOKということで返事をもらった方法なので信頼できる方法ですね。

ちなみにGoogleもOKです。

なのでアプリのタイトルに商標ワードを取り入れる際は、

  • クイズ for 〇〇
  • 診断 for 〇〇
  • 攻略 for 〇〇

というような形式でリリースしましょう。

こうすることによって、あくまで公式ではなく、作品を参考にして作っているという前提でリリース可能です。

このタイトルでリリースされているアニメ系アプリはストアにたくさんありますので、リサーチしてみてください。

アニメを連想させる色使いを行う

続いて、アニメの画像は利用できませんが、アニメを連想させる色使いでアプリを作るというやり方になります。

著作権はキャラクターなどにはありますが、色使いといった、オリジナル性のない部分については、著作権がありません。

明らかにオリジナリティのある柄でしたら著作性が認められる場合がありますが、単調な柄や誰でも思いつき、世の中に溢れているようなデザインですと、著作権違反にというのは非常に難しいでしょう。

例えば鬼滅の刃でしたら、このような柄のアイコンを作れば、すぐに連想できると思います。

このような工夫ができれば、より目立つアプリを作ることが可能ですので、参考にしてください。

登場人物の名前はOK

意外と知られていないものとして、アニメや映画、漫画や小説のタイトルには著作性がありますが、登場する人物の名前や場所の名前、武器や技の名前には著作性が存在しません。

ですので、話題沸騰中の「鬼滅の刃」に出てくる「○○の呼吸」や「全集中」などのアニメを思い浮かばせるには十分な効果のあるワードは使い放題ということです。

ただ、著作権は存在しないけど先述した「商標登録」されている場合はあります。

例えばドラゴンボールに出てくる有名な必殺技の「界王拳」や「かめはめ波」などは著作権はないけど集英社が商標登録しています。

ちなみに、ドラゴンボールの主人公の「孫悟空」は集英社ではなく、西遊記の登場人物として手塚治虫の漫画の方で商標登録されていますね。

日本人の大多数が孫悟空といえばドラゴンボールを思い浮かべるのに、商標は早いもの勝ちなのでこういう事になっています。

少し不思議な感じもしますが、ルールなので仕方がありません。法律というのは時代によって変化しますから、いつかルールの見直しは入るかもしれませんね。

モラルを守って開発をしよう

最後に、著作権問題やコンテンツポリシー以外の他に、開発者としてのモラルもビジネスをやっていく上で必要になってきます。

これからアプリを開発していく上でのモラルについて、下記の内容は行わないようにしましょう。

  • 丸パクリアプリの開発
  • 悪意のある通報
  • 低評価レビューの嫌がらせ

丸パクリアプリの開発

アプリ開発コミュニティとして運営している都合上、他の方が作っているアプリの存在は気になると思います。

毎月行っているセミナーでは、実際にアプリで稼いでいる先輩方が善意でアプリを公開してくれる場合があります。

しかし、それを丸パクリしてアプリを作成するのは、たとえ法律的にOKでもモラル的にアウトです。

上田の立場的にも咎めるしかありません。

丸パクリすれば稼げるとしても、マナーとしてよくないでしょう。

セミナーでお伝えしていることは、あくまでヒットするネタを見つけるための考え方です。

このネタを作れば稼げるという、答えを教えるのではなく、考え方を教えていますので、それを丸パクリしても何も成長しません。

ですので、他人のアプリの丸パクリはやめましょう。

悪意のある通報

続いては悪意のある通報です。

いろんな業種で同業者同士の嫌がらせはあると思いますが、アプリの業界でも稀にあるのが、ライバルアプリへの嫌がらせです。

ライバルになっているアプリを通報して、削除を狙い、自分の検索順位を上げようとする方もいますので、そのような行為はやめましょう。

あまり効果もありませんし、非常にみっともないです。

そのようなことをしても、ビジネススキルは上がりませんので、自分のアプリを作成することに集中して取り組んでいきましょう。

低評価レビューの嫌がらせ

続いて、低評価レビューの嫌がらせについてもやめましょう。

これについては実際にトラブルが起きて、運営に相談がきたことがあります。

嫌がらせを行った人物は特定できましたので、厳重注意でひとまず終わりましたが、そのような迷惑行為をしても誰も得はしません。

そのような行為を行う時間が無駄ですし、メンバー同士で足を引っ張り合うような生産性のないことをしても時間の無駄です。

ですので、アプリ開発者のモラルとして、このような行為は絶対にしないようにしましょう。

プログラミング不要でできるアプリ開発を学びたい方へ

最後に、今回はアプリ開発をする上で注意すべき著作権問題やモラルについて解説しましたが、実際にアプリをまだ開発したことがない方は、私が運営しているアプリ開発コミュニティをまずはオススメします。

メンバーの実績については、このブログを見ていただければ十分わかりますし、活動の実態も公開していますので、安心してビジネスに集中できると思います。

特に、このコミュニティは6年も続いており、その間に溜まっているノウハウの数は膨大です。

それらのノウハウを1から学ぶよりも、コミュニティに入って、ショートカットで知った方がお得でしょう。

また、当コミュニティ一押しのアプリ開発ツールを使えば、プログラミングスキルが全くなくてもアプリを作ることが可能です。

その点も踏まえて、下記のラインに無料で登録すれば、情報を受け取ることが可能です。

この機会にまずは情報だけでも受け取ってみてください。

ABOUT ME
上田幸司
DACOON株式会社 代表取締役 早稲田大学に入学後、在学中にシステム会社を設立。 開発者として様々なシステムを開発する傍ら、レンタルサーバーの運営、世界各国でのセミナー活動、ネットビジネスのコンサルティングなど、多ジャンルで活躍。ただ今LINE@フォローで「誰でもアプリメーカー」+「副業ビジネスガイドブック2020」を配布中! 詳しくはこちら → https://apps.jp.net/r/line/?ref=profile
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